石川県金沢市は長町武家屋敷跡など城下町らしい町並みが素敵ですよね。そんな金沢のクラフトビールに「防災ビール」というビールがあるのを知っていますか?
この、とても画期的な金沢のクラフトビールは「石川県立大学」と、石川県金沢市内でクラフトビールを製造する「金澤ブルワリー」のタッグにより産まれた商品です。
地震などの自然災害で「電気やガスが使えなくて困った経験」は災害大国の日本に住んでいたら、ほとんどの人があるんじゃないでしょうか。そんな経験から開発された、ある防災設備。その防災設備のランニングコストをクラフトビールで賄うという斬新な発想から誕生したのが「防災ビール」なんです。
これは興味深い!
私が住む北海道は、万が一冬に長期の停電やガスが使えない事態になると命に関わってきますので、この防災設備が全国に広まることを願いつつ、どんなビールなのか調べてみましたよ!
「このビールが認知されたら自分たちのためにもなると思う」という言葉とともに、「防災ビール」の存在を教えてくれたのは、ブログ仲間のふわくはじめさんです。
調べてみて私も共感したよ!
はじめちゃん、教えてくれてありがとう。
金沢のクラフトビール「防災ビール」って知ってる?
石川県立大学の構内で栽培されたホップから作られている「防災ビール」ですが、なぜ「防災」なのか、なんのために構内でホップを栽培して、クラフトビールを製造・販売しているのか、いろいろ気になると思います。
防災とクラフトビール・・・?
ビールで防災設備の維持費を賄うという発想
「防災ビール」の生みの親、石川県立大学の馬場先生は2011年の東日本大震災時、東北大学に在籍していたそうです。携帯の充電ができず家族の安否が確認できない、情報を得ることもできない不安・・・そんな被災の経験から災害時にも活用できるエネルギーを生産する研究をはじめたそうです。
雑草や廃棄された農作物からエネルギーを生産すること、そして、それを地域の防災設備として活用するための装置も完成。
すごい!
ただ、その装置を稼働させておくための人件費は必要になってきますよね。馬場先生はその人件費を賄うことができれば、ランニングコストもまかなえる防災施設として、全国的に普及できるかもしれないと考えたそうなんです。
そして、エネルギーを生産した際の副産物である発酵液を肥料として利用し、農作物を生産することを思いつきます。酒類にすることでより多くの利益を生み出すことができると考え、金沢でクラフトビールを製造する「金澤ブルワリー」の協力のもと、発酵液を肥料として栽培されたホップを利用したビールが作られるようになったそうです。
詳しく知りたい方は農林水産省のこちらの記事を参照してください。
あなたは防災の準備できてる?
金沢のクラフトビールといえば「金澤ブルワリー」らしい
「金澤ブルワリー」は2015年に設立され、2016年春に小さな古民家で金沢の地ビールとして誕生したのが『金澤麦酒』。クラフトの街、金沢で愛される質の高いクラフトビール・・・ラベルもお洒落で日本酒酵母で作られたビールやグルテンフリーのビールがあったりと伝統を守りつつ新しい挑戦もし続けているブルワリー・・・今回、防災ビールきっかけで金沢のクラフトビールを調べましたが、「金澤ブルワリー」のクラフトビールは酵母の自家培養などもしていて、こだわりが詰まったビールのようなんです。
これは一度味わってみたい!!
と思ったんだよ・・・
ですが、私が北海道住みなこともあって・・・送料が・・・
どこで買っても1700円前後・・・考えちゃうでしょ?考えちゃうよね!?
そんな葛藤の末、送料なんて気にせず購入できる日がくるまでのお楽しみすることにしました。
稼ぎまくるから待っててね♪
そんなわけで、口コミもチェック!!
うわーーー!!絶対に美味しいんだ!!
別次元!!味わいたい!!
極めつけはこちら・・・
餃子とクラフトビールは間違いない!!
Tシャツ可愛いw
\送料なんて気にせず買おう!/
\現地で飲むのもあり!/
「防災ビール」の特徴
ラベルには、男の子が摘んできた雑草をおじいさんに渡している様子が描かれています。そして、おじいさんはその雑草からエネルギーを生産することで外灯を灯し、携帯の充電をしています。さらに、そのエネルギーで作ったカレーを男の子に渡している・・・防災ビールを手にした人の防災や災害時のエネルギーについて考えるきっかけになって欲しいという思いが詰まっているそうです。
石川県金沢のクラフトビール「防災ビール」には災害と共存していくためのアイデアと被災時の苦労や不安を和らげる優しさに溢れています。
防災ビールは数量限定で金澤ブルワリーの公式サイトと自社工場のみで販売されています。
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最後までお読みいただきありがとうございました。